映画館で快適に鑑賞するために、知っておいてほしいマナー。
主にシネコン1を利用するシチュエーションです。
映画好き、かつ映画館で観るのが大好きな私なので、常連寄りの個人的主観もありますが、いち意見として気に留めていただけたら幸いです。
映画館をよく利用する方も、たまにしか来ないという方も、お互いが気持ちよく映画館を後にしてほしいと思って、普段から思っていることをまとめてみました。
マナーが悪い人がいるからといって、上映中にその方を注意したり、スタッフに申し出ると、もうそれで作品を楽しめなくなりますよね。むしろその行動自体が迷惑行為になりかねない。結局、泣き寝入り・ガマンしなければならなくなります。
たまに後味の悪い映画もありますが(笑)、せめて映画館で過ごすひとときは後味良くなりますように〜!
鑑賞前に…
ネットで座席指定がオススメ
最近の映画館はすべて指定席となっています。
また、ネットで事前に座席表を見ながらチケットを購入することもできますので、ぜひ有効活用してください。 ただ座席の位置がわかるだけではなく、前後左右に他のお客さんがいるのか、というのもわかります。
座席表を見ながら、指定できるのはとてもありがたいシステムですね。 ただ、どんなお客さんなのか…これはガチャですけどね。
映画館に着いたらまずトイレへ
劇場に着いたら、まずはトイレを済ませてくださいね。
用を足してから→売店ですよ、ポップコーン両手に抱えててはトイレに行きづらいですからね。笑
他店で購入した飲食物の持ち込みは禁止です!
劇場にもよりますが、多くの場合、飲食物の持ち込みは禁止されています。
ペットボトルなども対象になっていることもありますので、劇場の案内をご確認ください。
「事前にコンビニで買っとけばいいだろう」は通用しませんのでご注意ください。
また、売店で購入される場合は、あらかじめ買うものを決めておいてくださいね。 デカデカとメニューが掲示されてますので。 さんざん行列に並んでおいて、カウンターまで来てから迷ったりするのは、行列が長くなるだけですよ。 ほら、後ろの人が「決めとけよ!」ってイライラしてますよ。
そして、時間帯や混雑具合によっても変わるかもしれませんが、パンフレットなどの物販も“お会計はフードのカウンターで”となっていることもあります。2回も行列に並ぶハメになりますので、参考までに。
予告編も楽しんでください!
上映時間には余裕をもって来場をしましょう。
「どうせ予告編があるから少しくらい遅れてもいいだろう」という考えは本当にやめてほしいです。
予告編を楽しみにされている方もいらっしゃいます。 私もそうです、場内が暗くなって、予告編が始まる時にワクワクがピークになります。
予告編が始まると場内も暗くなって、座席番号も見えにくくなりますので、自分の座席を探すのがツラくなりますよ。
もしそれでも遅れて入場するなら…
上映開始時間に間に合わなかった場合、途中からの入場は“迷惑行為”になりかねません。
重要なシーンを見逃してしまうかもしれません。 これは本当にもったいないです。 伏線の回収ができなかったりして。
時間があるなら、他の回に振り替えてもらうことも検討してください。
それでも、途中から入場するなら、他のお客さんに最大限の配慮をお願いします。
扉を開ける前に、ロビーで携帯電話の電源を切って、コートなどは脱いでから入場してください。
遅れてくるわ、スマホをイジるわ、立ってコート脱ぎ出すわとなったら…もう、周りから殺意が漂いますよ。 それでいてポップコーンなんて抱えてたら、「買ってるヒマあったらとっとと入っとけよ!」と思われることでしょう。
年齢制限などもあるので要チェック
夜の上映、未成年は入場できない場合も
夜の上映回では、未成年の入場ができない場合があります。
青少年育成条例により、“上映終了時間が○○時を過ぎる場合”などの条件に引っかかる場合、保護者同伴でも入場できません。
都道府県によって、時間の設定は異なりますので、映画館のご案内をご確認ください。
また、気をつけなければならないのが、上映“開始”時間ではなく、上映“終了”時間という点です。
オトナであっても“(昔でいう)R指定”にご留意を
映画は観ることのできる年齢制限が設定されています。 (=フィルムレイティング)
昔でいう「R指定」ですが、現在は下の4つに分類されています。
お子様と一緒にご覧になる場合は、参考にしてください。
また、このレイティングは、性的シーンだけのことだと思っている方も多いのですが(昔のR指定のがそうだったので…)、今は暴力・飲酒・たばこ・麻薬などのシーンも区分する審査の対象となっています。
お子様にはもちろん気にかけていただきたいことですが、“いじめ”や“ホラー”といった要素も含まれていますので、オトナの方も参考にしていただきたいと思います。
赤ちゃんも観れるかな?
基本的に映画館には赤ちゃんや幼児に対する年齢制限はありませんが、一部のお子様向け作品を除いて、幼児(3歳未満のお子様)の入場をお断りしている映画館もあります。
作品ごとに対象を決めている場合、上映回ごとに設定している場合など、劇場によって対応が異なりますのでご注意ください。
鑑賞中は・・・
暗闇で光る・聞こえるのは
暗闇で光るスマートフォン・スマートウォッチ
上映中にスマホやアップルウォッチなどのスマートウォッチを見る行為は、暗闇の中に光が突然現れて、鑑賞の妨げになります。
実はその認識・自覚がない人が多くて困ります。 「ウォッチくらい…」とあなどるなかれ、真っ暗ですからね、周りの人は気になってしまいます。
ポップコーンに手を伸ばすたびにスマートウォッチが光ってるんですよ!
アップルウォッチには、シアターモード(手首を上げても光らない)とかもありますが、そもそも鑑賞中に画面を確認しなくてもいいわけで、電源OFFが理想ですね。
中途半端に“通知が来る”、“時間を確認できる”状態だから画面を見たくなるんです。切ってしまえばいいんです。終演時間はわかっていますよね。
暗闇で聞こえるバイブ音
上映中はスマホを忘れて電源 OFFにしてください!
そして!マナーモードのバイブも、振動音がしますのでやめてほしいです! 着信音が鳴るのと同じことです。
(新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)は、2022年11月に終了しています)
どうせ電話に出ない、メールも返さないんですから、電源OFFにしましょう。
着信を確認する行為、時間を確認する行為が、迷惑になるのですから、電源切ればいいだけの話です。 (前項同様)中途半端にマナーモードやサイレントにしてるから確認したくなるのです。
たった2時間少々、デジタルデトックスしてもいいじゃないですか。
どうしても電話に出ないといけない、LINEを確認しなければならないのなら、映画館で観る必要はありません。 観ていない間にストーリーが急展開して、ついていけなくなるのなら、観ていないのと同じことです。DVDレンタル・ネット配信されてから家でゆっくり観てください。 もしくは映画館を丸ごと貸し切ってください。
声を出していいのは“笑い声”だけ!
言うまでもなく、上映中のおしゃべりはやめてください。
上映中に出してもいい声は、笑い声だけです。あと…泣き声?(鼻水)くらいです。
日本人はどうしても笑い声も抑えがちですが、笑えるところでは笑ったほうがいいですよ。(そんなゲラゲラとまではおすすめしませんが…)
発声OK・スマホOKな上映回もある
映画館にもよりますが、声を出していい上映回があったりします。
また、赤ちゃんを抱いての鑑賞をOKとしている上映回を設けている映画館もあります。
(すべてではなく、特定の回に設定されています)
そして、スマホOKといいましたが、視覚・聴覚障害者向けのサービスのことです。
『バリアフリー上映』などと呼ばれます。 スマホなどの機器で字幕や音声補助などを行なっている上映回があります。 健常者の方はいつも通りのマナーで観ていただきたいのですが、上映中にそうした機器の操作をしなければならない方がいらっしゃることを認知してほしいのです。
対象の上映回には、その旨の案内がありますので、「あいつスマホ触ってやがる、マナー違反だ」とは思わないでいただきたいのです。
いろんな音が漏れてますよ
おしゃべりNGはもちろんですが、飲食時に出る音にも気をつかってほしいです。
よくあるのが、ポップコーンの“ガサゴソ”、咀嚼音の“ポリポリ”、ジュースのストローで“ゴゴゴ”ですかね。 たまにイビキが聞こえてきたり、何を探しているのかビニール袋のシャカシャカって音も。
しかたない部分もあるのですが、せめて、シーンとしたシーン(ダジャレ…)に、これらの音がすると本当に気になりますよね。 血液型にもよるんでしょうかね、なんとも思わない人がいるんですよね。
咀嚼音も、クチャラーになるとタチが悪いんです。 「早く食べ切ってくれ」って思っちゃいます。
あと、たまにいるんですが、飲み物を飲んだ後に決まって“プハーッ”ってする人、なぜか指を“ポキポキ”する人も、もうクセだからどうしようもないんでしょうかね。
私も上映中に飲食しますが、静まりかえったシーン(そう表現したらよかったのか)には、手を止めます。 たまに、食べ物を口に放り込んだ途端にシーンとなって、モグモグをガマンすることもあります。
あ、もうついでに言っときます。 腕時計の時報“ピッ”も。 1作品で2回くらいなっちゃいますからね。 時間を忘れたいのに、2回目のピッが聞こえたりすると、「ああそろそろエンディングか〜」なんて考えてしまったり、複数の人のピッがズレてたりすると、「どっちか時間狂ってるんちゃうか?」なんて余計なことを考えてしまいます。
前の席を○○しないでください
これも結構気になるんですよね。 前の席を“蹴る”というと「そんなことするかい」ってスルーされがちなんですが、ちょっと足を組み替える際の“コツンっ”のことなんですよね。 これね、前の席だけでなく、その両隣にも響いてますからね。
たまに、前の座席にずっと靴をあててる人もいるんですが…、これも結構、圧が伝わってくるんですよね。やめてほしいです。 常に一定の圧力を保てるのなら許します。笑
前の席を「蹴らない」「触らない」「足をのっけない」でほしいのです。
はんなりと「足が長ごうてよろしおますな〜 ええ時計してはりますな〜」って言われますよ。
加熱式タバコもバレてますからね
館内は禁煙です。 あたりまえですが、喫煙所でお願いします。
さすがに紙タバコを吸う人は見かけなくなりましたが、最近は煙があまり出ないことをいいことに、加熱式タバコをこっそり吸ってる人がいます。 はっきりいいますが、わかりますからね。 スタッフに注意されている人も見かけました。
エンドロールも本編です!
エンドロールになると、退出する人がいます。
もちろん、いつ退出しようが構いませんが、エンドロールも本編であることをわかっておいてください。 つまり、スクリーンが消え、場内が明るくなるまで本編、作品なんです。
エンドロールだからといって、スマホの電源を入れる、モゾモゾと帰る支度をするのは本当にやめてください。 これも迷惑行為です。 退出するのであれば速やかにサッと出ていってください。
もし、他のお客さんの前を横切らなければならないようなら、場内が明るくなるまで我慢して、そのまま座っていてください。(最初から通路側の座席を指定してください)
私はエンドロールがたとえ英語であれ日本語であれ、劇中の音楽(サントラ)を楽しんでいますし、洋画ではスタッフに日本人の名前があったりすると応援したくなります。
たまに、エンドロールの後にも少しストーリーのある作品もあるので、場内が明るくなるまで、おとなしく座っていたほうがお得ですよ。
鑑賞後も・・・
ゴミを客席に残さない!
ゴミは、扉を出た通路やロビーに必ずゴミ箱があります。
劇場によってゴミの回収方法は異なりますが、客席に置いていかないでください。
(他の飲食店でもたまに見かけますが、セルフサービスで持ってきたら、片付けるのも普通はセルフですよね)
もし、食べ物やジュースをこぼした場合、特にシートを汚してしまった時は、次の回の上映に差し支えてしまいますので、スタッフに正直に言ってくださいね。 正直に言えば、大抵おとがめはないでしょう。 何も言わずに去って、次のお客さんが濡れているシートに座ったら…言うまでもありませんよね。
劇場を出るまで、ネタバレ会話は禁止ですよ!
上映が終わったら、お連れの方と感想を話して盛り上がりたいところです…が!
館内のロビーやトイレには、次の上映回を待っている方もいらっしゃいます。
ネタバレの話は、映画館の建物を出てからにしてくださいね。
(個人的に) 映画館サイドへのお願いしたいこと
予告編の中に、今から観る映画の予告編を入れないでほしい。
たまにあるんですが、上映前に、今まさにこれから観ようとしている作品の予告編を入れないでほしいです。 中には、いっさいの前知識をシャットダウンして初見に臨んでいる方もいらっしゃいます。
そうでなくても、これから本編で観る映像をわざわざ流されると、なんだか損した気分になります。
「Coming Soon!」って言われても、「いや、今から観るよ!」ってツッコミ入れたくなります。
館外からの飲食物の持ち込み禁止をもっとアピールしてほしい。
常連さんには常識のことですが、まだまだ「持ち込み禁止」をご存知でない方もいらっしゃいます。
(持ち込みOKの映画館もあります)
WEBで予約された方には予約確定メールに記載したり、映画館入り口に案内看板を設置(もっと目を引くように)するなど、もっとアピールが必要だと思います。 スタッフさんもスクリーンの扉の前まで来たお客さんをお断りするのもツラいでしょう。(そりゃ「もっと早く言えよ」ってなりますもんね)
予告編で流れるマナーCMで言われても…もう時すでに遅しという気も。
トナラーさんには助言を
たまに、客席がガラガラやのに、「なんで隣なん?!」って横に座ってくる人がいます。
ネットでたまたま、ほぼ同時に予約した可能性もあるので、一概にトナラーさんとは言えませんが。
もし、ネットや券売機ではなく、チケット売場でスタッフ対面で購入されるお客さんが、もしそうゆう座席を指定してきたなら他の座席を案内してほしいですね。
なんだか挙げていったら、湯水のように出てきてしまいました。
「映画館で観るだけで、なにを大袈裟に…」って思われても仕方ないですね。
でも、客席のみなさんが、お金を払って、貴重な時間を過ごすんですから、それを台無しにされては困ります。
他人の気持ちがわかる人には、そんなこと言わなくてもいいんです。
わざわざマナーCMとかを上映前に流しているのも、つまりは、そういうコトですよね。
ただ残念なのは、そんな人はマナーCMも見ていないし、それどころか、マナーCM終わってから入ってくるから、なんだかな〜なんです。
迷惑行為を見かけたら、スタッフへ通報を!って、上映中に抜け出してスタッフに通報してたら自分が犠牲になってしまうんですよね。
(映画ドロボーや痴漢などの犯罪行為には毅然と対処してくださいね)
ほんま、そんな人には、ニューラライザーで上映中の記憶を消してやりたいわ。
あ…最後まで来て つい大阪弁になってもた。